西陣織のドアモール! 憧れのハンドメイド117をレストア&リファイン|70年式 いすゞ117クーペ Vol.1

       
クルマ好きな父親。自動車修理工場を営む親戚。オーナー中島健雅さんは恵まれた環境で育った。発売日前の新車を目にすることもあり、クルマへの興味は募る一方だった。

 クルマ趣味の方向性を変えてしまったのはピアッツアの発売だった。そのデザインに衝撃をうけ、ジウジアーロの魅力に引き込まれていった。

 数々のクルマを乗り継ぎ、希少車オメガイルムシャーEVO500を手放すとき、売買を仲介してくれたいすゞ専門店イーグル狭山の岡根社長と出会った。その時、以前憧れていたハンドメイド良質車の入荷する情報を得て、偶然の縁を感じ、購入を決めたという。

 ショックアブソーバー交換、クーラーの取り付け、パーツの交換程度をお願いしていたが、手元に置くと、気になる所がたくさん出てきてしまった。そして、再レストアがスタートする。

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ドアモールは西陣織でカバーされ、オリジナル以上の高級感を生んだ。




パネルもすべてをクスノキのプレートでアクセントをつける。ナビなど、快適な装備も充実。



つり下げ式クーラーは最初に付けたアイテム。



エンブレム類は立体的な造形で、手の込んだ作りとなっている。







掲載:ノスタルジックヒーロー2010年10月号 Vol.141(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text:Nostalgic Hero/編集部 photo:MINAI HIROTAKA/南井浩孝

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