「結局、KP31だけで3台乗ってしまいました」テールまわりの形が好きで|トヨタ パブリカ 1200 ST Vol.2

       
「コンパクトなサイズのFR車で、車体も軽いので走っていて面白いですよ。結局、KP31だけで3台乗ってしまいました」と話すのは、パブリカ・エンスージャストである岩佐浩二さんだ。

 運転免許を取得して、最初に手に入れたのはKP61スターレットで、その後GC10スカイラインを所有したものの、コンパクトなFR車の楽しさが忘れられず、改めてKP61を探し始めた。

「しかし程度のいいKP61は、なかなか見つかりませんでした。そんな時、子供のころ近所のおじさんが乗っていた、KP31パブリカに憧れていたことを思い出しました。テールまわりの形が好きで、懸命に探しました」

 そして12年ほど前に、最初の72年式パブリカ1200XLを購入する。

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2代目パブリカの後期型は、2つのグレード・グループに分けられていた。1200ST、SRなどを「ヤングシリーズ」と呼び、1200XLと1000ccのグレードは「ファミリーシリーズ」となっていた。


オリジナルのエンジンは1166ccの3K-B型だが、取材車両は1290ccの4K型に換装されている。同時にマニュアルトランスミッションも4速から5速に交換。自動車検査証のうえでも公認されている。プレートはエンジンルーム内の右前方に付く。



1200STにはタコメーターが標準装備となっており、ブラックアウトされたスポーティな印象のインストルメントパネル周りとなる。ステアリングはトムスレーシングのφ320mmを装着。


前後シートはオリジナルだ。



タイヤ&ホイールは、オリジナルの155SR12+スチールホイールからインチアップして、165/65R13にフォーミュラワン FSを組み合わせる。


掲載:ノスタルジックヒーロー Vol.140 2010年8月号(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text:Nostalgic Hero/編集部 photo:Satoshi Kamimura/神村 聖

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