「憧れ」を自ら修理! ディーラーにいた経験を活かして休暇を楽しむ|68年式 カローラ・スプリンター デラックス Vol.3

       
ネットオークションを見ていたときに出合ったカローラ・スプリンターを落札したオーナーの阪上さんはこう語る。
「オーナーが長野県だったため、現車確認しないで、ネットの写真で判断して購入を決めました。衝動買いですね」

手元に陸送で届いたスプリンターの実車は、年式&値段相応に内外装ともヤレた状態で、エンジンからはガララ、ガララと異音も出ていた。

「ディーラーにいたころにカローラの修理をした経験があるので、部品の交換や整備はある程度自分でやります。スピードよりも快適性重視なので」

という阪上さんの手によって、外装から内装、エンジン、足回り、ブレーキにいたるまで整備が施された。そのかいあって現在は快調にドライブでき、クラシックカーさやま池ミーティングには夫婦で参加して楽しんでいる。また、今後は長期休暇が取れる時期がきたら、全塗装や5速MTの載せ替えなど、旧車ライフを楽しみたいとのことだ。

関連記事:「情熱的な車」というキャッチコピー、憧れのスイフトバック|68年式 カローラ・スプリンター デラックス Vol.1





左側はスピードメーターで、右側は水温、燃料計のほか、ハイビームやオイル警告灯などのインジケーターが装備される。ちなみに、SLはタコメーターが右側に装備される。



ドア内張りをはじめダッシュパッドなどは阪上さんがレストアした。



センターコンソールには、純正ラジオ、ヒーターの温度調整、車内・デフロスターの切り替え、シガーライター、チョークノブ、ワイパーのスイッチ、灰皿を装備。



リアサイドウインドーの開閉は、後ろ側がオープナーによって開く構造。ウインドーの後ろにあるのがフレッシュフロー。窓を閉め切ったままでも室内の換気ができる装置で、雨天走行のときなどに便利とうたわれている。



バルクヘッド上部に車台プレートが付けられている。


掲載:ノスタルジックヒーロー Vol.140 2010年8月号(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text:Nostalgic Hero/編集部 photo:Ryo-raw Shimizu/清水良太郎

RECOMMENDED

RELATED

RANKING