30年後に衝動買い! 入社したときに魅力的に映ったカローラ|68年式 カローラ・スプリンター デラックス Vol.2

       
1970年頃の高度経済成長期に、大阪府内のディーラーに入社した阪上さん。当時取り扱っていたカローラが、ちょうどE10からE20シリーズにモデルチェンジする時だったそうだ。


「会社ではカローラを販売していたんですが、姉妹会社で販売していたカローラスプリンターのほうに魅力を感じていたことを覚えています」
 E10カローラにはセダンしかなく、独立したトランクルームを持つスイフトバックのやさしいスタイルが、阪上さんの目には魅力的に映ったようだ。


 それから30年あまりが過ぎた04年4月。60〜70年代のクルマが好きなこともあって、ネットオークションを覗いていたところ、このカローラ・スプリンターが手頃な価格で出品されているのを発見。オークション終了直前に入札し、見事落札することができたのだ。

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凝った作りの純正グリルは精悍なイメージ。ヘッドランプは交換したが、バンパーに装着されている社外品のフォグランプは、当時モノを最近装着。



ダッシュボードやウインドー回りは、ボディカラーとコーディネートされたモダンなデザイン。スポーティな3スポーク・ステアリングが純正で採用され、中央には安全パッド、ホーンはダブルホーンが装備されている。



ステアリングの中央に装着された安全パッドには、カローラのエンブレムがデザインされている。



「情熱的なスタイル」とうたわれた、ルーフからリアに流れる微妙な美しい曲線がカローラ・スプリンターの特徴。オーナーの阪上さんが魅力を感じた部分でもある。



ホイールキャップは貴重な当時物。ただし、ホイール自体はダイハツ・アトレー用がちょうどよいサイズだったため流用している。


掲載:ノスタルジックヒーロー Vol.140 2010年8月号(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text:Nostalgic Hero/編集部 photo:Ryo-raw Shimizu/清水良太郎

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