限定200台、しかも国内販売なし! シルビアベースのスペシャル・マシン|悲運のグループBカー ニッサン 240RS Vol.2

角形4灯式ヘッドランプに大開口のフロントマスクを組み合わせ、精悍なルックスに。

ニッサン240RSは、82年10月、筑波サーキットで正式発表され、そこでジャーナリスト向けの試乗会を催している。グループBのホモロゲーションを取得するために200台が生産され、その4分の3は左ハンドル車だ。海外のラリーストを中心に販売され、そのうちの何台かが日本のラリー関係者の手に渡った。

 エンジンはアルミ製の鍛造ピストンやクランクシャフトを組み込んだ2340ccのFJ24型DOHC4バルブ。これに三国製ソレックス50PHHキャブを2連装し、240ps/24.0kg‐mを絞り出す。トランスミッションはヒューランドパターンの5速MTだった。期待を背負ってWRCに挑んだが、残念ながら優勝することなく第一線を退いた悲運の名車である。

関連記事:80年代のラリーカーに憧れ、念願の240RSを入手!|悲運のグループBカー ニッサン 240RS Vol.3


国内は未発売で数台が逆輸入車として登録された240RS。そんな幻のBカーはメーカー純正のHOTハチマルだ。



ラリーで勝つため、冷却性能を高めることに重点においてフロントマスクは設計されている。ラジエターは大容量だ。エアコンを装着してサファリに挑んだラリーカーもあった。



スパルタンムードあふれる男の仕事場といった雰囲気のインテリア。左ハンドル車が多いが、少量だけ右ハンドル車も生産された。パーキングブレーキはベース車がワイヤー式、ワークスラリーカーは油圧式だ。



小ぶりではあるが、リアシートも装備されている。乗車定員は4名だ。

関連記事:国産最後のソレックスキャブ純正装着車は国内未発売のラリーカー|悲運のグループBカー ニッサン 240RS Vol.1

掲載:ハチマルヒーロー 2010年 05月号 vol.13(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text:Nostalgic Hero/編集部 photo:Isao Yatsui/谷井 功

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