「軽4ナンバーバン」にエアロパーツ! 走りの過激さを全身で表現|ダイハツ ミラターボ TR-XX EFI Vol.2

大きめのサイドステップと欠品状態のデカールはTR-XX純正品だ。

       
当初はシングルカム+1キャブ仕様にタービンと空冷式インタークーラーを装備したミラターボは、エアロパーツ装備のTR-XXを追加、87年8月にタービンを水冷化、同年10月にEFI仕様を追加、88年3月にはEFI仕様のエンジンをEB25型からEB26型へ変更して64㎰に発展していく。



 こうした流れはミラ単独で起こったものではなく、当然アルトやレックスといったライバル車の進化とともに切磋琢磨していった。その後、時代は平成と変わり、軽自動車規格も変更されてエンジン排気量は550㏄から660㏄へと拡大される。また、最高出力合戦は64㎰モデル続出で、メーカー間に自主規制が発生。高性能軽自動車の販売台数が減少したこともあって、自然とその数を減らしていったのだ。

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エンジン本体はハイコンプピストン、ポート研磨、軽量フライホイール、強化クラッチをNERで組んであり、GT戸田オリジナルタービン、エキマニ加工、HKS強化アクチュエーターなどをパワーハウスDTMでセッティングした。



エアクリーナーも変更しているが、各補機類は純正と同じ位置に配する。


リアハッチゲートに装着しているウイングはタケダ製のもの。後方視界を遮らないよう、上向きの角度でデザインされている。



リアのトレイはカロッツェリアのものに交換している。以前はトランクにウーファーを装備するほど音響にも力を入れていた。

掲載:ハチマルヒーロー 2010年 05月号 vol.13(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text:Nostalgic Hero/編集部 photo:Mituaki Morishita /森下光紹

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