一生乗っていくと決め、4台のAW11を所有しているオーナー|トヨタ MR2 スーパーチャージャー Gリミテッド ADパッケージ Vol.3

       

撮影したAW11のほかに、3台もAW11を所有


「小学生の頃、スーパーカーブームで『サーキットの狼』に夢中になり、ロータス・ヨーロッパSPが1600ccにもかかわらず運動能力の高さでスーパーカーとタメをはっているのが好きでした」とオーナーの池野谷克郎さん。

そんな記憶もあってか、日本初の量産ミッドシップ、しかも憧れのリトラクタブルライトのMR2を会社員になって初めて購入したのが出合い。ところが、そのままドップリとMR2の魅力にハマってしまい、現在は撮影したAW11のほかに、3台もAW11を所有するまでのめり込んでしまっている。

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「今のカミさんはクラブのツーリングで“つがいで参加の決まり”があって、当時、誘って来てくれたのが縁で今にいたってます」などなど、MR2にまつわるエピソードもたくさんあって、書ききれないほど。もちろん、撮影に一緒に来てくれたけんとクンもAW11は大好きで、あれこれ説明してくれるほど詳しいのにはビックリ。

 今回撮影したAW11は、3年ほど前に個人売買で購入したクルマで、程度もよく大きなトラブルもなし。外観はノーマルを維持しつつ、足回り、デフ、クランクプーリーを交換し、ミッドシップらしい走りを楽しんでいる。

「取り回しはとても良いのですが、キッチリ運転しないと曲がらないなど、ある程度のスキルを必要とするので、乗っていて楽しいです。今では、絶対に一生乗っていくと決めています」

 手入れも行き届いているのはもちろん、MR2に関するカタログやミニカーなども数多くコレクションしている。さすがにクルマの置き場所には苦労していて(MR2以外にも4台所有)、まめにエンジンをかけたり、掃除をしたりして状態をチェックしている。「将来、子供たちがAW11を受け継いで、乗ってくれるのが夢です」と語ってくれた。


コクピット感溢れるインテリア。高めのセンタートンネルの上に肘を乗せるとシフトしやすい。



クランクシャフトの出力がベルトを介して2個のまゆ形ローターを直接駆動する、ルーツポンプ式SC12型スーパーチャージャー。空冷式インタークーラーなどによりネット145psを発生した。



エンジンがシート後方にあるため、エキゾーストの取り回しは短く複雑。デュアル出しマフラーは純正だ。

掲載:ハチマルヒーロー 2010年 05月号 vol.13(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text:Nostalgic Hero/編集部 photo:Rinko Kiseki/幾石倫子

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