「鉄仮面」を得て完成の極みに達したR30|日産 スカイライン 2000 ターボ RS-X Vol.1

キセノン球を組み込み視認性を向上させている。グリルがランプカバー下からバンパーに向けて傾斜、よりシャープな印象をフロントマスクに与える。

       
スカイライン・ジャパンの後継モデル、R30スカイラインは81年8月に登場したが、エンジンは先代のスカイライン・ジャパンと同型で、それほどメカニカルな目新しさはなかった。

 しかし、R30スカイライン発売から2カ月後の10月、新設計の直列4気筒4バルブDOHCエンジン、FJ20E型を搭載したスカイライン2000RSがラインナップに加わった。最高出力150ps/6000rpm、最大トルク18.5kg‐m/4800rpmというハイパワーマシン。多くのスカイラインユーザーが待ち望んだスポーティなスカイラインの再来だった。

関連記事:インタークーラーを手したスカイライン|日産 スカイライン 2000 ターボ RS-X Vol.2

 83年2月にはターボチャージャーを搭載し「史上最強のスカイライン」と呼ばれたスカイライン2000ターボRSを発売。高いスポーツ性能はレースでも実証され、シルエットフォーミュラで長谷見選手がドライビングした「トミカスカイライン」としても活躍した。


大胆なウエッジシェイプで面構成されたデザイン。ドア下にはウエッジプロテクターを装着する。





MOMOステアリングに換装。ステレオレスだったので、現行の1DINタイプを組み込み、空きスペースは自作カバーでふさいだ。



掲載:ハチマルヒーロー 2010年 05月号 vol.13(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text:Nostalgic Hero/編集部 photo:Satoshi Kamimura/神村 聖

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