較べることの無意味さを教えてあげよう。そして|日産 フェアレディZ 2シーター 300ZX Vol.1

       

エアロダイナミクスに磨きをかけた3代目



Z31フェアレディZは、80車の中でいつも人気上位にあるクルマだ。

フェアレディZの歴史をさかのぼると、そのルーツは1959年に登場したコンバーチブルのダットサン・スポーツにある。

その後、SP╱SRの名で親しまれているフェアレディまでオープンカーだったが、69年11月にデビューした初代S30フェアレディZは、クローズドボディを持つことになる。

関連記事:まるで別のクルマ! ビッグだった3代目、3年目、3Lのマイナーチェンジ|日産 フェアレディZ 2シーター 300ZX Vol.2


 ロングノーズ、ショートデッキの独特のフォルムは、世界のクルマの中で際だつ個性を発揮して、フェアレディZというデザイン記号を確固たるものとした。

その記号を受け継いでフルモデルチェンジした2代目のS130フェアレディZは、78年8月に登場。そして3代目がZ31フェアレディZで、83年9月から販売が開始された。


3代目のフェアレディZは、登場から3年後に前代未聞のビッグ・マイナーチェンジを行った。


センターコンソールに付く木目調パネルは300ZXの専用パーツ。2ホールド性に優れたスポーツタイプのバケットシートは、ドライバーの体形に応じて8つの部位を調整できる8ウェイシートを採用する。



後期型では、新デザインの本革巻き3本スポークステアリングに変更されている。4メーターパネル内の文字はオレンジで、発光照明の色もオレンジとなる。



アルミホイールはメーカーオプションの16インチを装着。タイヤサイズは245/50R16を選択。


掲載:ハチマルヒーロー 2010年 05月号 vol.13(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text:Nostalgic Hero/編集部 photo:Isao Yatsui/谷井 功

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