美しきターンフロー! L型にこだわり、完成の域に達した1台|日産 スカイライン HT 2000 GT-X Vol.3

       
この車両を手掛けたのは、ハコスカやS30Zのレストア&チューニングで実績のあるスターロード。

宮川さんが代表の井上正嗣さんと古くからの友人ということもあり、豊富なノウハウを持つ井上さんに愛車のすべてを任せるようになったという。そして現在のも、スターロードにストックされていたスペシャルパーツテンコ盛りのエンジンがベースとなっており、すでに組み込まれていたパーツを利用しながらさらに手を加え、作り直したそうだ。

 こうした進化を遂げ、すでに完成の域に達したケンメリ。しかし、チューニングの「麻薬」にハマってしまった宮川さんは、今後もスターロードとの二人三脚でさらなる高みを目指すのだろう。


関連記事:怒濤のパワーとビッグトルクを発揮するチューンドケンメリ|日産 スカイライン HT 2000 GT-X Vol.1






その怒濤のパワーと作り込みのレベルの高さには、誰もが興奮し、見とれてしまうはずだ。


エキマニは亀有のオールステンレス製φ48mm等長タイプを装着。バンテージの巻き方を見ても、スターロードの作業の丁寧さがわかるはずだ。また、ヒートプレートを設置して熱対策もバッチリと行われている。



キャブはメイン260、エア210、パイロット75というセッティング。基本的にこれで一年中OKだが、場合によってはパイロットのみ交換するという。



スターロードオリジナルのアルミ3層ラジエーターとアルミ製シュラウド。冷却性能はもちろん、見た目もグッド。



オイルキャッチタンクはスターロードのオリジナル。2Lの大容量タイプで、鏡面加工が施された本体のクオリティーも高い。



スロットルリンクは、無駄な遊びを抑えるためにピロボールタイプを使用。


Nostalgic SPEED vol.003 2014年 3月号(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text:Rino Creative/リノクリエイティブ photo: Motosuke Fujii(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ)

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