1・2・3位フィニッシュを達成!|サニーエクセレントTSレーシング Vol.1

1973年に富士スピードウェイで開催された「73日本GP」において、TS‐A‐Ⅱクラス(1300〜1600cc)に、日産ワークスからはサニーエクセレントが参戦。前年の雪辱を晴らすため、必勝態勢が敷かれていた。

 市販のサニーエクセレントに搭載されるエンジンは1428ccの直列4気筒SOHCのL14型。ところが、73年からレギュレーションが変更され、ボルトオン・オプションのDOHCヘッドへの変更が認められた。そのため日産ワークスは、急きょ16バルブDOHCヘッドを開発。200psオーバーのレーシングユニット「LZ型」エンジンが誕生した。

 決勝レースにおいて、このLZ型エンジンを搭載したサニーエクセレントは、セリカやレビンなどのライバルを圧倒。見事に1・2・3位フィニッシュを達成し、表彰台を独占。前年の雪辱を晴らした。

 そんなサニーエクセレントのワークス仕様をよみがえらせたのは、75年に創業したチューニングショップの老舗「スピードショップ クボ(SS KUBO)」だ。


当時のレース用セッティングは、意外と車高が高かった。



レース用の大径タコメーターを中央に配置したレイアウト。スパイ針は9500rpmを指している。助手席側のフロアは、LZ型エンジンのタコ足のために、凸状に加工されているのが特徴。



ラジエーターも当時のレース用。容量がアップされていて、コアの面積も広い。



オイル容量がアップされたレース用デフケース。オイル循環用のオイルポンプも装備。



当時の写真をもとに、助手席後方にサイド出しマフラーを新たに製作。サイレンサーがないため、過激なレーシングサウンドが響く。



神戸製鋼製のレース用マグホイールには、小さな日産マークが入っている。腐食もないため、走行も可能な状態。

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Nostalgic SPEED vol.003 2014年 3月号(記事中の内容はすべて掲載当時のものです

text:Nostalgic Hero/編集部 photo:Isao Yatsui/谷井 功、Ryoutetu Kamisato/神里亮徹

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