後ろのフロアをごっそりカット! 「こっそり」ドラッグスター|マツダ ファミリア ロータリーTSS ドラッグ仕様 Vol.3

       
そして最大のハイライトがリアエンドをナロードして収めた極太のドラッグタイヤ。

フロントシートの後ろからフロアをごっそりカットし、代わりにチャンネル鋼材とパイプでフレームを製作し、リアエンド&サスペンションを吊っている。

アメリカなどで販売されているキットをヒントにササキプロパンが製作したワンオフ。

マウントやブラケットなどはオーナー自らが図面を起こして製作。

駆動系はSA22C用5速ミッションにVG20型車用の2分割プロペラシャフトを組み合わせ、日産製のR190デフを組み込んだ。


 ちっちゃなファミリーセダンのふりして、実はドラッグスター。こんなウィットに富んだクルマ造りができるから旧車遊びは、絶対に止められない。



マフラーはセルシオ用の中間パイプを利用したワンオフ加工物。フロントのエキマニは12Aのレース用センターパイプはワンオフだ。音量を抑えるのに苦労しているそうだ。

関連記事:車室内で振り返るとリアタイヤ! のカバー|マツダ ファミリア ロータリーTSS ドラッグ仕様 Vol.1


サスペンションは完全なワンオフ。ショックにはCBR600RR用を加工して取り付け。



エンジンは10A型から12A型へ換装。エンジンマウントがフロント1点の12Aを搭載するにあたり、ブリッジ状のステーを作りサイドのマウントへ固定。エンジンが振動しないように硬質な樹脂マウントを使用する。



MSDは2基掛け。助手席シートの後方にセット。



ワンオフ加工のインマニを介してOERのキャブレターをエンジンルーム中央付近に来るようにセット。サイドドラフト化で見た目のバランスを整えた。


ノスタルジックヒーロー  vol.146 2011年 08月号(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text:Nostalgic Hero/編集部 photo:HIRANO AKIO/平野 陽

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